
2025年6月21日
インタビュー結果の分析作業を行いました

いき〇研究会では、生きづらさやひきこもりなどを経験している人を対象として、半年間インタビューを行ってきました。
インタビューでは、協力者の基本的な属性を伺った後、「大切にしていることは?」「世界を一から作るなら?」「社会がどのように変化してほしいか」の問いに回答していただきました。
このインタビューは、生きづらさを抱えた方が生きやすくなるために、本人が変わるのではなく、社会がどのように変わればよいかという視点を得ることを目的としています。インタビューによって、どんな条件が整えば社会はもっと生きやすくなるのかを明らかにしたい。そう思って、インタビュー調査を実施しました。

16名の方々から貴重な声を届けていただきました。分析の手順としては、まず終わったインタビュー結果を、二人組になってそれぞれの語りを通して要約作業を行いました(オープン・コーディング)。
そして今回(6月21日)、メンバー14名が集まり、それぞれ2チームに分かれて、すでに終えていた要約を文脈が似ているもの同士をまとめてカテゴリーを生成する作業を行いました。カテゴリーの生成が終わったのちに、両チームのカテゴリーを照合し、よりよいカテゴリーの生成を行いました(焦点型コーディング)。

10時に始まった作業は、お昼休憩をはさんで17時半まで行われました。
今回のコーディング作業によって得た結果から何がいえるかを考える作業がこれから始まります。
いただいた貴重な声を社会に届け、生きやすい地域社会をみんなで作り出すために、これからも活動を進めていきます。
なお、インタビューについては、2025年9月20日に米子コンベンションセンター(ビッグシップ)で行われるシンポジウムで報告する予定です。シンポジウムの案内は、改めてHPで行います。
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