現代社会は、子どもたちにとって必ずしも生きやすい社会とはいえないのではないでしょうか。その理由の１つは、困ったことがあった時に安心して「助けて」と言うこと（援助要請）が困難な社会だと思うからです。

そこで、いき〇研究会は新たな研究プロジェクトを立ち上げました。

子どもたちが安心して「助けて」と言えるには、大人も含めた地域社会のそうした態度に対する価値観の変容が求められるという仮説に基づき、①援助要請の阻害または促進要因を検討する②援助要請の垣根を下げる市民参加によるイベントを開催する③援助要請を促すプログラムの開発と効果検証を実施するという３点について、今後２年間にわたり実践研究を進めます。

この実践研究は、ニッセイ財団からの助成を受けることが決まりました。子どもも大人も安心して自分の持つ弱さを表すことができ、失敗や過ちを犯してもやり直すことができる文化を地域社会に育み、互いに支え合える地域共生社会の実現に向けてチャレンジを進めます！