
2026年7月22日
丸亀視察報告

7月18日(土)から19日にかけて、香川県丸亀市に遠征を行ってきました。
その主な目的は、「①いき〇の活動を紹介して、『助けて』を言いやすい地域社会について考える」、「②丸亀市社協と認定NPO法人さぬきっずコムシアターの活動と視察を通して子どもも大人も居心地のよい地域社会について考察する」でした。
【視察1日目:7月18日(土)13:30~17:00】
1日目は「言いやすい・届けやすい地域社会へ 鳥取県×香川県コラボ学習会」と題して、ここまでのいき〇研究会の活動報告、そして現在開発を進めて いる「しっぱいダメ小学校としっぱいOK小学校の話」授業プログラムを香川県のみなさんに体験していただき、最後に「なぜ地域社会は『助けて』をためらうのか」のテーマで香川県と鳥取県の参加者が交わってワークショップを行いました。


【視察2日目:7月19日(日)9:30〜12:00】
2日目は「認定NPO法人さぬきっずコムシアター」でお話を伺い、施設を見学させていただきました。レポートは、長年教育現場で養護教諭として勤めている山本影子さんです。
その1 「社協」って何? その答えがここにあり!
丸亀市社会福祉協議会 地域共生社会推進グループリーダー 小川理子さんが『丸亀市社会福祉協議会が地域共生社会にむけて取り組んでいること』について、熱く力強く具体的に語ってくださいました。
米子市と丸亀市との比較データから、事前に米子市を調べられた姿勢に心をつかまれ、社協の使命は『地域住民及び福祉組織・関係者の協働により‥・・・「ともに豊かな地域社会」づくりを推進することを使命とする。』と明文化されていることが教育現場からすると新鮮でした。
次なるは「じゅうそう」という言葉。いき〇研究会の中でも何度か聞いていたけれど、正式には重層的支援体制整備事業(令和2年社会福祉法改正により創設)
従来の縦割り制度ではなく、一人ひとりの課題や困難に対して、包括的な支援体制を構築することが大切で3つの柱で進んでいるそうです。
相談支援:相談経路や相談内容等を分析し、協働しながら課題解決に取組む姿勢に感動。
参加支援:丸亀市子ども食堂・居場所づくりネットワークづくりが行われ、企業や家庭から寄付された食品は、丸亀社協に集まり、それを各子ども食堂や支援の必要な方々へ届ける仕組みができているのです。それを社協が中心になって推進している。すごすぎる。他の地域ではどうなっているのか知りたくなりました。
地域づくり支援:コミュニティサロンとして相談機能付きカフェなど、住民が気軽に参加できる地域の居場所としてサロンが125か所(R8年4月現在)米子には何か所あるのかしら?
また、まるがめ高 校生ボランティア部は、高校生実行委員会が活動を発表し努力を称えるまるがめ学生ボランティア・アワードを開催していました。この仕組みが子どもたちと関わる大人たちのやる気と繋がりを育て地域への愛情を育てていると感じました。
丸亀社協は、笑顔で「この仕事が好き!楽しい!」言われる小川さんと、局長さんから若い同僚まで使命に一致して、言いやすい・届けやすい地域づくりに取り組んでおられるのだと思いました。本当にありがとうございました。

その2 こんなに幅広い支援ができるの?
さぬきっずコムシアター理事長髙橋勝子さんは、誰も知 り合いのいない丸亀に引っ越してきて育児に奮闘し、子どもたちを芸術に触れさせたいと「丸亀子ども劇場」の会員になり、人脈が広がり、現在の活動につながったそうです。
事業内容は、子ども体験授業(舞台芸術鑑賞・バンド活動等)、きっずスクール事業(子どもアトリエ)、コミュニケーション事業、子育て支援事業、不登校支援、放課後子供教室、出張事業(イベント時の託児、講師出張)、中学校への命の出前講座、学習支援、広報事業、最近始められたという朝ごはんの地域こども食堂まで多岐にわたり驚きを隠せませんでした。
対象者は、妊娠期~小中高生~青年・大人・高齢者まで幅広くて2度ビックリ。そして、その中で出会い、交流し、学び合い、自身の力がついたら、次には役割を提供する人へと成長する循環型サイクル。だから、活動の参加者がスタッフになることも多いという納得のお話。
さぬきっずパントリーでは、食品等配布する際に、必ず相談タイムを設け、「特にない」と語っていた人が、継続するうちに困ったことを相談するようになっていく。それは、きっと💛子どもを産み育てることに幸せを抱ける社会に!「何のために、何をするのか!」を明確にし、積み重ねてこられたからなんでしょうね。